エルガード通信

2001年10月号

【 発行 】 日本エルガード協会広報委員会    
     (事務局)東京都千代田区六番町6-28
              住友大阪セメント褐嚶゙事業部内
TEL03(5211)4756  FAX03(3221)5183
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 顧問から一言

 岡田清顧問

鉄筋コンクリート構造では,鉄筋の腐食は構造物(部材)の耐久性の低下や耐荷能力の弱化を生じるため,この劣化現象の無いよう極力努めねばならない.このため設計,材料,施工上,細心の考慮を要する。しかし,構造物の重要度,予定供用期間にもよるが,また設置場所の環境や建設後の荷重条件の変化等によっても,コンクリートの中性化や塩害による鉄筋腐食の発生もありうるのが現実である.特に塩害による腐食は顕著である.腐食は電気化学的現象である.従って,コンクリート構造物に対する電気防食工法は新構造に対する腐食防止,また被害を受けつつある構造物に適用する上でも極めて合理的なものである.この方法は,米国で実構造に適用されて以来ほぼ30年となり,わが国での試験適用も増えつつある.当協会は実用上問題となる陽極材料や設備等のシステム等の安定性,実記的データ等の提供で有用な貢献をするものとして,今後の発展を大きく期待しているものである.


 蒔田實顧問

究極の技術に相応しい現場技術者の育成

 電気防食工法は、劣化したコンクリート構造物にとっていわば究極の補修技術であり、腐食環境にある新設コンクリート構造物に対しては理想の防食技術といえます。しかし、理論的に究極あるいは理想の技術であっても、本来の効果が発揮されるか否かは、現場での施工技術の如何に掛かっています。現場では構造物個々に条件が異なり、通り一遍のマニュアルでは的確な対応は困難です。現場体験を積み上げてようやく得られる技術が最も必要とされます。実務を中心とした研修および技術 認定など、協会としての優れた現場技術者の育成がこの工法の普及に不可欠であります。こうした技術者の現場施工こそが、 この工法の品質保証にもなっていくでしょう。


 第3回理事会の報告

 3回理事会が開催され、委員会活状況報告、事業高会費等について、審議されました。

開催日時など

開催日時: 2001年87日 午後3時〜5時
開催場所: 住友大阪セメント梶@2階会議室
出席者     茂田会長,今村副会長,小林理事,近藤理事,

  田中理事,山内理事,嶋谷事務局長,他事務局員

決議事項

下記報告事項は全て了承されました。
 1.第2回理事会議事録()
 2.委員会活動報告(技術・施工・広報)
 電気防食技術研究会 第2回研修会報告
 4.橋梁新聞、日経コンストラクション掲載広告
下記審議事項は、一部の文章を修正し承認されました。
  @事業高会費の請求
    出来高面積の算定基準は、チタンメッシュ及びパネルでは1m2当り、チタンリボンメッシュでは1m当りに変更されました。
    会費は出荷材料の数量によるものとし、出荷段階で協会から各会員に請求することになりました。
  A新規入会申込について
    入会申込手続の文章の一部および申込宛先を事務局から会長に変更しました。
  B積算資料への掲載
    エルガード工法と他の電気防食工法の積算資料への掲載について検討することをご承認頂きました。
  CQ&Aワーキンググループの設置

 委員会活動状況の報告

技術委員会、施工委員会、広報委員会の各委員会の活動状況を報告します。

技術委員会

活動状況  7302回技術委員会
       8303回技術委員会
       9264回技術委員会
活動報告
  Q&A集作成に先立ち質問事項を整理
  顧客向け暫定資料“電気防食のメカニズム”をほぼ完成
  品質管理マニュアルの内容審議
電気防食工事に必要な管理試験をいつの時点でどのように行うかを詳細に説明する資料を作成する予定てす。

今後の予定  ・技術資料,マニュアルの内容審議
                   ・資格認定システムの導入に関する検討

施工委員会

活動状況     7302回施工委員会
        8303回施工委員会
        9264回施工委員会

活動報告
 「施工計画書作成の手引き(チタンリボンメッシュ方式)」が数度にわたる検討を経て、ついに完成することが出来ました。引続きチタンメッシュ方式とパネル方式の「手引き」も完成の予定です。
 手引きは、1.工事概要、2.計画工程表、3.現場組織表、4.安全管理、5.指定機器、6.主要資材、7.設計概要、8.施工方法、9.施工管理計画 等15項目で構成されています。
今後の予定  ・工事検査要領の作成
                   ・維持管理資料の作成

広報委員会

活動状況     7122回広報委員会
        8123回広報委員会
        9194回広報委員会
        7月エルガード通信第1号を発行

活動報告
 エルガード工法のPR資料を作成中で、近く完成の予定です。
  施工実績表
  工法説明写真集
   チタンリボンメッシュ方式        新設編,補修編
   チタンメッシュ陽極方式  桟橋補修編,橋梁補修編
   パネル陽極方式         補修編
今後の予定  ・カタログ補足資料、従来工法との比較表、LCC資料等を作成予定
                   PR活動の実施

 電気防食技術研究会 第2回研修会報告

開催日時:2001726日 午後3時〜午後5
開催場所:住友大阪セメント2階会議室
出席者 : 茂田会長,近藤副会長,佐藤幹事
       会員 コンサル会社7

オブザーバー 協会より6名,事務局3

内容
 1)会長より、研究会の意義や日本エルガード協会との組織上の相違について説明頂きました。
 2)電気防食の基礎として電気防食のメカニズムを川俣委員より説明しました。
 3)研究会の今後の活動について、佐藤幹事を議長に活発な議論が交わされました。

 Q&Aワーキングの設置について

技術委員会、施工委員会、広報委員会で電気防食のQ&A集の作成を進めてきました。各委員から出されたQは164項目となり、これを1)基礎編2)設計編3)施工編4)継続管理編5)その他の5つの項目に分類しました。これらの作業を効率よく行う為にワーキンググループの設置を理事会に画り、承認されました。

活動状況    8/30第1回WG開催,9/21第2回WG開催
  リーダー  内藤委員(五洋建設)
  幹事    渡辺委員(ピーエス)
  メンバー  小城委員(ナカボーテック),穴澤委員(ピーエス),
         峰松委員(エステック),川俣委員(住友大阪セメント)
  事務局   嶋谷事務局長,藤川事務局員


 テクニカルレポート

〜 電気防食の新設構造物への適用 〜
 コンクリート構造物は、これまでの一律な設計仕様から耐久性を考慮した設計仕様へ変わろうとしています。そのような動きに対応して、厳しい塩害環境にあるコンクリート橋へ新設の段階から電気防食を適用することでライフサイクルコストを低減させる試みについて報告します。

新設コンクリート橋への電気防食の適用性については、建設省土木研究所材料施工部化学研究室との共同研究(住友大阪セメント、ピーエス、ナカボーテック、日本防蝕工業の日本エルガード協会会員が参加)により、平成1212月報告書が発刊され、ライフサイクルコストの検討と設計施工マニュアルが報告されました。併せて、実構造物への適用として、平成12年度北陸地方整備局新名立大橋、平成13年度沖縄総合事務局南浜一号橋(発注予定)にエルガードシステムが採用されました。今後、このような新設への適用がさらに活発化するものと思われます。

 今後の協会行事日程

行  事

01

10

25

5回技術委員会

25

5回広報委員会

31

2Q&AWG

11

14

4回理事会

29

5回施工委員会

29

5回技術委員会


 事務局からの連絡

日経コンストラクション(7/27号)にエルガード協会の広告が掲載され, 10/2現在コンサル等22社から資料請求がありました。
●橋梁新聞特集号(10/21号)にエルガード協会の広告を掲載。
●協会の発行している資料 :エルガード協会パンフレット,エルガード技術資料,エルガードビデオ

●エルガード通信に関して、会員皆様のご意見をお寄せ下さい。



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